「麻疹」ってどんな病気?

子供のかかる病気

麻疹は「はしか」と読み、子供がかかる病気として有名です。
医学技術の進んだ今でも十分に危険な病気であり、1歳を過ぎた頃になれば早めに予防接種を受けることが勧められます。

最初は高熱やせき、鼻水と言った風邪に似たような症状がありますので、初期段階では麻疹とわからないこともあります。
この頃から結膜炎を起こしている場合も多く、目の充血が見られるようになります。
風邪のようですが、様子は風邪とはまったく違いますので、発熱後3日頃から口の中に白い点々が出来、白い点はコプリック斑と呼ばれており、麻疹と診断する決定的な証拠です。

コプリック斑ができると、2日後ぐらいから発疹が体に表れ、小さな発疹が体中に広がります。
一気に発疹は広がり赤みを増していき、これも麻疹の大きな特徴の症状です。
発疹が全身に広がると同時に、再び高熱を出し、激しい咳や目やに、鼻水などを出します。
やがて症状が治まっていくと、熱が下がっていき、発疹の赤みも薄くなっていき、その後は茶色の色素沈着が残ります。

順調に症状から回復していき熱が下がっても、咳だけが続くこともありますが、この段階で熱が下がっていれば心配はありません。
しかし熱が続くようであれば肺炎を併発している可能性があります。
通常は熱は出てから4~5日ぐらいで下がってくるのが普通であり、長くても一週間ほどなので、それ以上続く場合は肺炎を起こしていないか確認すべきです。

ワクチン接種が効果的

麻疹の予防としては、ワクチン接種がもっとも効果的です。
1歳になったら出来る限り早く摂取することが望ましく、日本では1歳と小学生入学前の1年間の2回接種制度があります。
これらの時期のワクチン接種は無料で受けられますので、必ず受けておきましょう。

麻疹の原因としては、感染症でありウイルスが原因となっており、感染力が強く死に至ることもあります。
発症したらウイルスに対する治療法はなく、対症療法のみとなります。
自然治癒力によって治すしかなく、高熱や鼻水が出れば、その対処をします。

もしも麻疹を発症した患者と接触したなら、接触後48時間以内にワクチンを接種する、または接触後5日以内にγグロブリン製剤の注射を受けることで、発症を予防または軽く済ませることが出来ます。
ただ家庭内感染の場合は、このような方法では予防できないことが多いです。

もしも発症してしまったなら、小児科や成人の場合は内科または皮膚科を受診し、入院するかどうか検討して、医者と相談することが望ましいです。
近年は1歳頃の乳幼児が感染して発症することが多いですが、その他にも2歳頃にも発症することもあり、また10代や20代で発症することもあります。